仙台市若林区荒町の森民酒造本家で「廣瀬川美術蔵」展が開催され、TICメンバーの古山拓さんが参加されます。
廣瀬川美術蔵
2010年 9月18日(土) ~ 20日(月)
午前 10時 〜 午後6時(最終日午後3時終了)
会場 森民酒造本家 仙台市若林区荒町53番地
廣瀬川の伏流水を使い酒を仕込む、森民酒造本家。
今年もその「仕込み蔵」を舞台に、絵、ガラス、染織、書による廣瀬川をテーマにしたコラボレーション展示が繰り広げられます。
明治期、塩竈、松島、廣瀬川をたどった正岡子規の紀行文「はて知らずの記」を、絵と書でたどる試みに、廣瀬川水系の水と色をモチーフに織り上げられた草木染が花を添えます。
そして、廣瀬川の砂で創られた「仙台ガラス」の酒器とうつわ、そしてランプの明かりが水面のゆらぎを表現します。
三日間限りの「第二回廣瀬川美術蔵」に、ぜひ足を運んでみて下さい。
コラボレーション作家
古山拓 <水彩画家・イラストレーター>
村山耕二 <ガラス作家>
佐藤江里 <染織作家>
伊藤康子 <書家>
◎正岡子規「はて知らずの記」
明治26年7月19日から8月20日まで東北を旅した正岡子規が、日本新聞に紀行記事として連載。その中で、廣瀬川を遡行している。旅の目的は、松尾芭蕉の足跡を辿ることにあった。
仙台から塩竈、松島ヘと足を伸ばし、船で松島湾内を巡り、おおくの歌を詠む。その後、仙台に戻り青葉城趾、愛宕神社、宮沢橋を文にのこし、国見へ逗留。8月5日、徒歩で48号沿いに廣瀬川を上り、関山峠を越えた。
山形に出た子規は最上川を下り、象潟から岩手へ抜け東京に戻っている。
会期中イベント
◎オープニングパーティ開催・初日午後17:00〜20:00迄